カリフォルニア留学レポート

 この写真は私が留学していたカリフォルニア州立大学バークレー校です。2015年7月から2016年8月まで1年間,ここのロースクールで客員研究員として活動しておりました。下の写真がロースクールです。

 客員研究員(Visiting Scholar)は,学生ではないため卒業証書はもらえませんが,授業を受けつつ自分の研究課題についてリサーチを行います。

 客員研究員の説明はこのくらいにして,バークレーの街を紹介します。

 バークレー市は,アメリカのサンフランシスコから車で20分ほど北に進んだところにある,人口約12万人の街です。バークレーは学生街で,日中は若者で溢れています。近年ではサンフランシスコの家賃の凄まじいほどの高騰でバークレーに住む人も増えてきました。

 ときにバークレーはもっとも「Radical」な(“進んでいる”)街といわれます。たとえば,60年代のヒッピー文化の発祥の地であり,世界的な学生運動の原点である Free Speech Movementが起こったところです。街を歩いていても,様々な人種,性別,障がいのある方が行き交っており,多様性を体感できます。ちなみに,日本の堺市がバークレー市と姉妹都市です。

 大学は,昨年,世界大学ランキングでハーバード大とスタンフォード大に次ぐ世界第三位になり,公立大学では世界一の大学ということになります。学生数は35,000人ほど,ノーベル賞受賞者も排出しています。スポーツでは古いですがNBAのジェイソン・キッド,最近ですと女子サッカーのモーガンが卒業しています。Softbankの孫正義氏も卒業生です。

 と大学自慢のようなものをしてしまいましたが,これらの情報は後から知った話で,留学当初は何も分からずただ日々の授業に忙殺されておりました。

 次のコラムに,なぜ私が留学をしたのか,についてお話しします。

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