「インテグリティ研究会」 ご入会について

コンプライアンスをアンラーン(Unlearn、学び直し、解きほぐす)して、会社組織をどう変えるか。そんな試行錯誤の中、自社事例を共有して闊達に意見交換する機会・フォーラムが「インテグリティ研究会」です。コンプライアンスやインテグリティにご興味ある方(役員、法務・コンプライアンス部員など)が、それぞれの課題、悩み、不安、疑問点、解決策、失敗例/成功例を、忌憚なく共有し合い、将来の展望を語り合う場所です。

インテグリティに関し、正面から日本企業様が意見交換できる唯一無二の貴重な集まりです。万障お繰り合わせの上、奮ってご参加ください。

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第25回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時

2026年8月17日(木)18:00~19:30

■ 出席者

10名(リアル2名、オンライン8名)
 その後20:45まで、中山国際法律事務所のビル1Fレストランで懇親会(3名)

■ 内容

以下A~Cの3テーマで、4人程度のグループダイアログ(8~10分)、その後に全体で振り返り:

A. サッカーワールドカップ
B. インテグリティチャート(曲線)
C. 人生行路マトリックス(親との比較)

A. サッカーワールドカップ

✓ VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が公平性・コンプライアンスに影響
✓ 「口元隠して喋る」だけで、侮辱発言の疑い強しとしてVARで一発退場
✓ サッカーの「マリーシア(ずる賢さ)」ファールでないのに痛がるふりなど
✓ 認められる戦術とインテグリティの境界は時代により変わる
✓ 剣道は「礼」を重んじ、ガッツポーズで勝ち取消しの場合あり。柔道の国際化で礼儀がおろそかとの比較
✓ 野球のサイン盗みは時代とともに禁止へ。サッカーでもVARが「お天道様が見ている」状態を実現
✓ 世界情勢の縮図 -今年のW杯は国際情勢を反映した興味深い大会
✓ FIFA利権問題と「インテグリティ・タスクフォース」設置
✓ アメリカのコンプライアンス観と欧米(FIFA)のインテグリティ観の対比
✓ 「守る」のはコンプライアンス、「守るべきもの」がインテグリティ

B. インテグリティチャート

人生の「インテグリティチャート」(インテグリティ的な成長チャート)を作ってシェア

私のインテグリティ曲線

✓ 「早すぎる判断(誤判定)」と「遅すぎる判断(対応遅延)」のフレームワーク
✓ 不正や不祥事の多くは、悪意というよりは「判断の遅れ」に起因する
✓ 摘示開示義務はないが、市場との対話のための自主開示
✓ ダイナミックプライシングは、災害の場合は非人道的なのでNG
✓ 小林製薬の紅麹事件は、「悪意なし、インテグリティが効く」事例の典型では
✓ 「あったらいいな」を形にするイノベーティブな文化とコンプライアンスの両立が課題
✓ インサイダー取引の防止策として、内部規程で対象を「三親等」まで拡大するのは広すぎという不満も
✓ Temuのようなダークパターン(低価格を強調して高額商品を同時購入させる攻撃的商法)は、欧州ではデジタルサービス法(Digital Services Act)で規制対象になっている
✓ 誤認を誘うかのようなUI/UXがユーザーフレンドリーではない
✓ わざと解約しづらいようにしているかのようなサブスク契約
✓ 「読ませる気がないだろう」という小さすぎる字で書かれた利用規約
✓ 老人を対象にする搾取的販売。自分や親戚の老人が騙されたときにどう思うか、という判断基準
✓ 再生可能エネルギーの負の側面。太陽光発電などが、表面的には善であっても、森林破壊や土砂崩れ、パネルの廃棄問題といった負の側面を持つ

C.人生行路マトリクス

親に比べ、
1 ヨコ(青、経済的・社会的状態)的に、成長したか/後退したか
2 タテ(赤、精神的・人間的チカラ)的に、成長したか/後退したか
の2つの基準で判断し、A~Dの4象限のどの辺りに位置するか。

人生行路マトリクス

✓ ABCDの顕著な偏りは見受けられず
✓ 父に収入・経歴では劣るものの、子育てを放棄した父よりは家庭に意を注いでいる点で人間的に負けていないのでは。
✓ 両親は高卒だが、精神的・人間的にモデルとして尊敬しており、及ばない
✓ 「親と比較する」ところがユニークで新鮮だった
✓ 四象限(ABCD)ワークが、日常業務で考えない多角的視点を養える
✓ 子どもにはA(自分より経済的にも精神的にも成長)に行ってもらいたい
✓ こういうワークで「自己開示」する場があること自体に価値がある
✓ 表面的な「一の言葉」でない、本音の「二の言葉」で語り合える環境は貴重

D.その他

✓ 池上彰『法で裁けない正義の行方』に「お天道様が見ている」「かっこいい生き方」など、インテグリティ的なことが紹介されていた
✓ インテグリティを推進すると現場から「道徳の押し付け」ではとの反発もあるが、「経営方針・業務上の判断基準」として説明する
✓ コンプライアンスができてないうちにインテグリティを言ってもダメ
✓ 千葉大雨による冠水・陥没に遭遇。住民が率先して交差点誘導で危険回避しており、相互扶助の重要性(インテグリティ)を再認識

■ 次回

9月 給湯室 9月14日(月)18時~
10月 第26回インテグリティ研究会 10月19日(月)18時~

イベント
11月23日(祝) 三島の龍澤寺(白隠で有名)の観楓祭
…年に1度のみ、白隠の禅画などが一般公開されます。中山は数名と行くことが決まっています。ご希望者はご連絡ください。

第24回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時

2026年6月8日(月)18:00~19:30

■ 出席者

11名(リアル2名)
 その後20:35まで、中山国際法律事務所のビル1Fレストランで懇親会(3名)

■ 内容

以下A~Cの3テーマで、4人程度のグループダイアログ(7~10分)、その後に全体で振り返り

A. 巨人阿部監督辞任問題
B. インテグリティが効くグレーゾーンのケーススタディ
C. 少しだけ損をする

A. 巨人阿部監督辞任問題

関係者7名(①阿部監督、②娘、③妻、④児童相談所、⑤警察、⑥メディア、⑦巨人軍)

阿部監督

①阿部監督

✓ 一般論として、つい子どもに手が出ることはある…
✓ 手を出したかどうかは不明(この暴力の有無で本件の評価は大きく変わる)
✓ 娘の手記によれば「殴る蹴るなかった」とのことだが、本当にそうなら現行犯逮捕されたかどうか。任意同行で済んだのではないか
✓ 涙を見せるのはどうなのか
✓ 暴行したことに対する反省の涙なのか、それとも理不尽な結果に対する悔しさの涙なのか

②娘

✓ ChatGPTに頼るのは、26歳ならともなく、18歳なら責められない
✓ 「家庭内では解決できない」ほどの何か(暴行)があったのだろう

③妻

✓ 警察が来たときの対応はどうだったのか(逮捕するほどのことではないですと警察に伝えていたのか)

④児童相談所

✓ 過去の虐待対応の遅れが問題視された経緯があるため、警察に通報することは責められないのでは

⑤警察

✓ 社会的地位のある著名人が逃亡するおそれは極めて低い。すぐに釈放されたことからしても、任意同行では済まなかったのか
✓ 現行犯逮捕でも実務上は逃亡や証拠隠滅のおそれの有無は考慮される
✓ 家庭内の安全確保という理由で逮捕?
✓ メディアにリークするのは、一般予防(DVでもすぐ逮捕されちゃうのだよという戒め)のため、避けられまい

⑥メディア

記事が売れるため、リークすることは避けられない

⑦巨人軍

✓ 辞任届を即座に受理した判断の適否。企業が批判を恐れる自己保身から来た「早すぎる判断」?
✓ 伝統の巨人軍と他の球団とは違う判断になり得る

総括

✓ 危機管理一般として、「安全(コンサバ)寄り」で判断するのはやむを得ない
✓ ただ、今回の結末は「誰も救われない」結果?
✓ 自己保身のためにテンプレート通りの対応をした結果として事態が悪化?
✓ どこかの段階でインテグリティに基づいた知恵が働けば別の結果になった?
✓ インテグリティは「現実を直視する勇気」だから、「知らんぷり」のような現実を直視しようとしない自己保身には効果を発揮する。一方、本件で「現実を直視しないで逃げていた」者がいたのか?

B. インテグリティが効くグレーゾーンのケーススタディ

✓ 「早すぎる判断(誤判定)」と「遅すぎる判断(対応遅延)」のフレームワーク
✓ 不正や不祥事の多くは、悪意というよりは「判断の遅れ」に起因する
✓ 摘示開示義務はないが、市場との対話のための自主開示
✓ ダイナミックプライシングは、災害の場合は非人道的なのでNG
✓ 小林製薬の紅麹事件は、「悪意なし、インテグリティが効く」事例の典型では
✓ 「あったらいいな」を形にするイノベーティブな文化とコンプライアンスの両立が課題
✓ インサイダー取引の防止策として、内部規程で対象を「三親等」まで拡大するのは広すぎという不満も
✓ Temuのようなダークパターン(低価格を強調して高額商品を同時購入させる攻撃的商法)は、欧州ではデジタルサービス法(Digital Services Act)で規制対象になっている
✓ 誤認を誘うかのようなUI/UXがユーザーフレンドリーではない
✓ わざと解約しづらいようにしているかのようなサブスク契約
✓ 「読ませる気がないだろう」という小さすぎる字で書かれた利用規約
✓ 老人を対象にする搾取的販売。自分や親戚の老人が騙されたときにどう思うか、という判断基準
✓ 再生可能エネルギーの負の側面。太陽光発電などが、表面的には善であっても、森林破壊や土砂崩れ、パネルの廃棄問題といった負の側面を持つ

C.インテグリティと「少しだけ損をする」

✓ インテグリティとは「美しさ」、美しさに品性が含まれる
✓ 品性ある行動とは「少しだけ損をする」=与えられた権利・枠を使い切らない
✓ 抽象的な「インテグリティ」を行動に落とし込むための具体的な考え方として、少しだけ損をする=3〜5%の余裕を持つ
✓ 短期的にはコストがかかる「損」だが、企業イメージ向上や事業の持続可能性に繋がり、長期的には利益になり得る
✓ 「損」という言葉自体にインパクトありすぎ
✓ ただ、インテグリティがある人はそれを「損」とは捉えていないのではないか
✓ 「やせ我慢」をする
✓ 稲盛経営哲学の「土俵の真ん中で仕事をする」こと
✓ 譲り合い、助け合い、支え合い
✓ 論語で「行くに径(こみち)によらず」と言う
✓ ヘミングウェイの「Grace under pressure(圧力下における優雅さ)」
✓ セコいこと、こすいこと、がめついこと、アコギなことをしない
✓ 欲、ラク、トクから離れる
✓ 「心の余裕」や「ゆとり」
✓ インテグリティとは「心の余裕である」とは言えないか

具体例:

✓ 待ち合わせ5分前までに行く
✓ 飛行機や新幹線の共有の肘掛けは使わない
✓ ホテルの歯ブラシのなどの備品も使わない
✓ 納期ギリギリに支払うのではなく、数日前に支払う
✓ 数人でレストランに入ったときなど、バラバラに注文したらお店に迷惑をかけるので、要望が特にない限り、注文の品を1~2品に集約して頼む
✓ 公共の場: 飲食店で食器を下げやすいようにまとめる
✓ 飛行機で周りのゴミを集める
✓ 混雑したエスカレーターで後ろに並ぶ
✓ 渋滞時に運転中、合流車を入れてあげる
✓ ホテルのタオルを未使用と使用済みが分かるように置く
✓ お客様の靴を履きやすいように2センチくらい離して出船に揃える
✓ 直接的な利益にならない社会貢献活動(森の清掃活動など)

■ 次回

7月 給湯室 7月13日(月)18時~
8月 第25回インテグリティ研究会 8月17日(月)18時~
その後暑気払い。奮ってご参加ください!

検討中のイベント
 1 昨年好評だった天の川鑑賞会@房総半島
 2 倍率の高いガリガリ君工場見学
 3 11月23日(祝) 三島の龍澤寺見学

第23回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時

2026年4月16日(木)18:00-19:25 その後20:35まで、中山国際法律事務所のビル1Fレストランで懇親会(6名)

■ 出席者

14名(オンライン8名、リアル6名。初参加2名)

■ 内容

以下A~Cの3テーマで、4人程度のグループダイアログ(7~10分)、その後に全体で振り返り

A. NIDEC(日本電産)不正会計
B. 生成AIとインテグリティ
C. インテグリティでポエム(詩)を作るワークショップ

A. NIDEC不正会計

✓ M&Aで事業拡大するには、借入のための時価総額が生命。株価を上げるためにM&Aして…という悪の無限スパイラル。
✓ 東芝と同様に無理な目標(チャレンジ)達成のため
✓ 経理部門も目標達成の責任を負っていた(第2線の第1線化)というのは謎
✓ 「大きな不正を行う者が出世し、小さな不正を行う者は処分される」会計士業界の歪んだ構造(会社の言いなりになる会計士が世に憚る)
✓ 会計は学問として未熟。用語の定義をせず、例示でごまかす。だから実務にすり寄ってしまう
✓ ベンチャー気質が抜けず、低成長モデルに切り替えられなかった
✓ 朝鮮出兵で失敗した秀吉モデル(家康の安定モデルではなく)
✓ (高成長を)手放す勇気がなかった
✓ 調査報告書では、監査能力を有する者が集まる「機会」があればよかったと書かれているが、「機会」があるだけでは無理。傲慢なワンマン創業者に目を覚させるなら役員等が束になって血判状を作成するくらいの覚悟が必要?
✓ 永守氏個人の責めに帰すことはできない。グループ10万人の社員は本当に無謬で責任が全くないのか。例えば、元後継者候補の責任は重い
✓ ガバナンスやコンプライアンスだけでは不祥事は防げず、結局は経営者の倫理・道徳・インテグリティが重要。裸の王様だった
✓ 社外取(第2線)に期待しすぎ。第1線の現場におけるインテグリティ
✓ 社外役員は責任限定契約などで守られ、リスクの低い「おいしい仕事」。だからその地位・報酬を失いたくないため、積極的に不正を追及する動機が働きにくい
✓ 社外取締役や監査法人が会社から報酬を得ているため強く意見しにくいなら、上場企業は共同基金を設立し、そこから報酬を支払うことで経済的独立性を確保しては?
✓ アメリカでは内部通報者に億単位の報奨が与えられる。日本では通報者保護が不十分
✓ 永守氏はなぜ堕ちたか… ジェダイが悪のダース・ベイダーになったシスの復讐、自己肥大、王様化、、
✓ 「老人の跋扈」にならぬよう57歳で勇退した住友総理事伊庭貞剛が際立つ

B. 生成AI

✓ 不正会計防止のため、上場会社は必ずAIにレビューさせる仕組みにする?
✓ 複数のAIで結果を比較する、参照元を限定できる「良いAI」の活用
✓ AIに反対意見を述べさせて、内容の質を高める
✓ 進学先もAIが提案する時代
✓ 網羅的で味気ないAIアウトプットに対し、人間は「血の通った」アウトプットをすべき
✓ ドラレコをAIにレビューさせて、安全運転の程度で保険料を増減させる
✓ AIに「ありがとう」という感謝の言葉をプロンプト入力することは、電力消費を増やすため、エコの観点からNG

C. ポエム

3分でインテグリティに関するポエム(または自分の追悼文)を作成し、3分で、2人ずつで振り返り。1行目に何を書いたか? 最初に降ってきた言葉がその人のインテグリティ

✓ 見られている(天に、人に、自分に)
✓ (生まれたときは)清らかなココロ
✓ 天網恢恢疎にして漏らさず
✓ 誰の目の届かないところでも…
✓ 時代に流されない良心
✓ 天(宇宙)からの視点
✓ 自分は善悪併せ持つ…
✓ 自分は何を遺せるのか。
✓ 自分自身の良心を大切に
✓ 人間関係は写し鏡
✓ 世界を少しでも良くする
✓ 家族に恥ずかしくないか
✓ 事なかれ主義になってないか
✓ 荒野の中で、自分で判断
✓ インテグリティは知識ではなく、一人ひとりが「背中で語る」もの
✓ 普段使わない感性が刺激された
✓ 今後の展開として、インテグリティをテーマに「絵を描く」「彫刻」「音楽」「ダンスする」?
✓ インテグリティの絵を描くと? 懇親会でワークショップしたら、お天道様(2名)、地平線と道(2名)、プロビデンスの目(1名)など

■ 次回

5月 給湯室 5月11日(月)18時~
6月 第24回インテグリティ研究会 6月8日(月)18時~

検討中のイベント
 1 昨年好評だった天の川鑑賞会@房総半島
 2 倍率の高いガリガリ君工場見学
 3 11月23日(祝) 三島の龍澤寺見学

第22回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時

2026年2月19日(木)18:00-19:30 その後21:00まで、中山国際法律事務所のビル1Fレストランで新年会

■ 出席者

11名(オンライン7名、リアル4名)

■ 内容

以下A~Cの3テーマで、3人一組で10分弱のダイアログ、その後に15分強で争点をシェア。翌日にもメーリングリストで振り返り

A. 生成AIとインテグリティ
B. プルデンシャル社の不祥事分析
C. コンプライアンス(他責)とインテグリティ(自責)

A. 生成AI

✓ 生成AIは質問に「肯定的」に寄りがち
✓ 2時間もネットを続けるのは✗
✓ 一方、AIが客観視点を持ち込み、社内の同調圧力を薄める/論点を言いやすくする可能性がある(「誰が言ったか」より「何を言った」の尊重)
✓ AIにDevil’s advocate(反対者、悪魔の代弁人)の役割を担ってもらうという積極的活用
✓ 「AI活用(裁量拡大)」と「牽制・チェック機能(裁量縮小)」はセットで設計すべき

B. プルデンシャル

✓ 「Myクライアント」発想→「Ourクライアント(チームで牽制)」へ
✓ 営業停止期間等を含む損失試算「3.5億ドル」は不正額31億円の17倍
✓ 性善説を改め「性弱説(人間は弱い前提)」として監視体制を強化
✓ 外部視点として「氷山の一角では」「経営陣の問題では」「第三者委員会がどこまで踏み込めるか」が論点化
✓ ビッグモーター事案との共通構造:密室化/悪い情報が上に上がらない/成果至上主義
✓ 35年間続いた不正なら、気付いた人が勇気を出さなかった場面があったはず
✓ 10年前にWinningというスローガンに with Integrityを入れたが、日本語では訳すことができずに「勝つこと」としたまま
✓ 仕組み(歩合・成果主義)が人を変えてしまう強さ
✓ 経営陣が知らなかったはずがない(個人の責任だけではない)
✓ 他業界の牽制例:顧客ローテーション、営業2人体制など
✓ 顧客側にも(儲け話に乗る等の)要因があったのでは

C. 他責/自責

✓ コンプライアンスは「守る人/守らせる人」構造ゆえに「私は言いました」という他責に寄りやすいのでは?
✓ セクショナリズムにより「それは自部署の責任範囲外」として、誰も拾わない「空白地帯(三遊間)」が発生しがち。特に経営層へ言いにくい論点が放置される
✓ 「言ったもん負け」文化は他責思考を助長し、渦中の栗を拾わない土壌になる
✓ 人事が扱いにくい領域(ハラスメント等)をコンプラ側が男気=責任を出して引き取ることでたらい回しを防ぐ
✓ 自責トレーニングの具体例(コーチング):当初は「相手が100%悪い」と思う事案でも「1%だけ自責」を探すワークを通じて見え方が変わる
✓ 自責が過剰だとメンタル的に沈むのでは?という問いに対し、スポーツ界では「覚悟」「明日は我が身」意識や、非認知能力(グリッド)が背景にあるという回答
✓ 裁量が大きい領域(AI活用・成果主義・個人プレー)ほど、牽制・監視・ローテーション等のチェック設計をセットで見直す
✓ 「三遊間」を作らないために、通報・相談窓口のたらい回しを防ぐ運用(一次受けの一本化/引き取り基準)を再点検
✓ スピークアップを「勇気頼み」にせず、言いやすい仕組み(匿名性・心理的安全性・AIを介した客観視点の活用等)を検討

■ 次回

3月 給湯室 3月10日(火)18時~
今後は、給湯室は奇数月第2(月)に開催

4月 第23回インテグリティ研究会 4月16日(木)18時~
今後は、研究会は偶数月第2(月)に開催
ただし、8月は10日(月)ではなく17(月)、10月は12(祝)ではなく19(月)

第21回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時

2025年12月16日(火)18:00-19:30 その後、忘年会

■ 出席者

8名(オンライン4名、リアル4名)

■ 内容

以下A~Cの3テーマで、3人一組で10分弱のダイアログ、その後に15分強で争点をシェア。翌日にもメーリングリストで振り返り

A. この3日間、ルールに従うでもなく上司の指示でもなく、会社を良くするために何か自発的にやったことがありますか?
B. 他にインテグリティ的にいい「問いかけ」があるか
(例:この3日間、あなたの言動は美しかったですか?)
C. 2025年総括 ~印象に残る企業不祥事~

■ 参加者コメント

A. この3日間、自発的にやったこと

✓ 細かい業務改善
✓ (清掃員等の)名前を呼ぶ
✓ (セクハラにならない程度に)お世辞を言う
✓ レストランで「◯◯美味しかったです」と具体的に品名を言う
✓ 日々、サービス精神を発揮する
✓ ビジネス以外のプライベートでもインテグリティの修行をする
✓ 接待したお店が招いたお客に迷惑を掛けたら即座に潔く謝る
✓ 「責任」(取る→ある→感じる)を広げていくのが人間や組織の成長
✓ 「当事者意識」というのは、自分が取る必要のない責任をあると感じること。

B. インテグリティ的な問いかけ

✓ 漢字・カタカナよりもひらがな(大和言葉)の問いかけがいい
✓ 期待を超える
✓ 人として何が正しいか問い続ける
(「問い続ける」姿勢がインテグリティ的)
✓ トヨタがカイゼン(Relentless improvement)しているように
✓ まっすぐ勝負しているか
✓ 土俵の真ん中で勝負しているか(稲盛和夫)
✓ 相手の気持ちを考えてお話しましたか?
✓ 上から目線になっていないか
✓ 逃げていないか
✓ 誤魔化していないか
✓ 嘘をついていないか
✓ どっちが不利か(自分にとって不利な方に行く)
✓ どっちが辛い道か
✓ それが美しいか(でも「美しい」はまだ一般には刺さらない…)

C. 2025年不祥事

✓ 広陵高校 暴力事件 学校は知っていただろう
✓ オルツ 不正会計 不正をあれだけ指摘されてもなお改めない非倫理性
✓ マクドナルド ハッピーセット お金の方に醜く寄ってしまった
✓ ガバナンスや制度をいくら整えても結局人の心の問題
✓ 「被害者最強」「なんでもハラスメント」「ハラハラ」の風潮
✓ コンプライアンス厳しくやるのもいいが、部分最適になっていないか?
✓ アドラー心理学でいう「共同体意識」で視座を上げる
✓ パワハラ防止には「ギャップフィードバック」がいい

■ 次回

2026年1月 給湯室
2月 第22回インテグリティ研究会

第20回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時

2025年10月21日(火)18:00〜19:30

■ 出席者

8名

■ 内容

以下A~Cの3テーマでダイアログ

A 昭和的・官僚的なものを手放すとしたら何?

 … フジテレビ不祥事の報告書等では、同質的・硬直的・閉鎖的な風土が「昭和的」と非難されるようになりました。その悪しき「昭和的なもの」を手放すとしたら?

B 「目にする」「口にする」

組織改革の要諦は要するに改革ワードを「目にする」「口にする」。 それぞれの良い工夫は?

C 時事ネタ

(1)広陵高校

 … SNSで脅迫されて、「人命尊重」を理由に広陵高校が甲子園2回戦を辞退したことの是非

(2)自民党総裁選のステマ

 … 許されるマーケティングと許されないステマの線引きは?

ダイアログ概要

A 昭和的、官僚的(形式的、同質的、閉鎖的、硬直的)なもの

・ 「目上の人には目下の人から挨拶すべき」という概念
・ 「部下は誤解してはいけない」。つまり、誤解した部下を誤解せぬように指導するのではなく、誤解させるようなコミュニケーションをした自分が、部下に謝罪する
・ 「オフィスで働くべき」は古い。まだ在宅勤務を下に見る文化がある
・ 情報管理規則に「フロッピーディスク」は古い
・ 20年前まで商法に「番頭・手代」という文言があった
・ 「誰も守らないルールがある」こと自体、コンプラ意識を鈍麻させる
・ なんでもデータ化の時代に免許証不携帯罪…
・ 目上の人に対する礼儀も、なぜそれが必要か説明するのがよい
・ 「三菱用語」は廃止の方向
・ 悪い閉鎖性・仲良しクラブと良い仲間意識は紙一重
・ 排他的・独善的なのはいけない
・ 上司より早く帰ることへの躊躇はある…
・ はんこ文化
・ 予算と実績の乖離をなくそうとするのは悪しき先例主義?
・ 世代間で意味も分からず受け継がれる慣習「魚の煮付けの尻尾を切る話」は海外ではそのままPot Roast Principle
・ 情報セキュリティの厳格化は、サイバー攻撃が深刻化する令和の時代に不可欠であり、「昭和的」な悪いものではない

B 組織改革のためには「目にする」「口にする」

・

組織レベル(社長・役員)はインテグリティを「目にする」

… 例えば、部署名をインテグリティにする、インテグリティ月間、インテグリティ表彰、職場のポスター・標語、インテグリティ研修動画をクラウドで常時閲覧可能にする、Tシャツ、コーヒーカップ、スクリーンセーバー、メールの署名、等々…
・

現場レベル(部長以下)はインテグリティを「口にする」

… 13文字以内で、シンプルに、しつこく、毎日のように
・

この「目にする」「口にする」は帰納的・感覚的にひらめいたタームだが、演繹的・論理的にも説明できる: インテグリティを組織にどう浸透させるか?

→ 念力で変わるわけない
→ コミュニケーションで変わる
→ コミュニケーションのインターフェイス(接点)は五感
→ 五感のうち受信器官は聴覚と視覚(嗅覚や皮膚感覚は効かない)
→ 聴覚(耳にする)と視覚(目にする)に入れるためには「口にする」と「目にする」しかない
・ 中山の携帯の待受けには「逃げていないか?」の表示
・ 「問いかけ」がいい。演繹的・硬直的にならない
・ 安全運転を期すため、車内に 「Drive Safe!」のテプラを貼る
・ 週次で「インテグリティ通信」を配信
・ 名刺にキャッチフレーズ・スローガンを刷る
・ 日常で使える独自の言葉(口癖)の活用

- 「即共有」「即一報」
- 「2割報告」「モヤッパの法則」
- 「それって誠実?」
・

会議の冒頭等で理念を唱和する

・ 言葉を繰り返し口に出すことで、その通りの行動を促す心理的プレッシャーが生まれる
・ 「誠」「問わな」を連呼する早稲田高校の校歌
・ 極真空手道場訓「神仏を尊び」が人格に影響
・ 論語など漢籍の素読
・ GMOでは「スピリットベンチャー宣言」等を週に一度唱和
・ 精神論に頼らず、特定行動を特定時間に組み込む時間割で「仕組み化」
・ 経営トップの強い情熱とコミットメント(トーン・アット・ザ・トップ)
・ コンプラが不十分なのは社長の情熱が低いか伝わってないため
・ コンプラ研修後に社長自らが10分間、自社に引き付けて感想を語る

C-1 広陵高校 甲子園2回戦辞退

・ 「SNSでの脅迫を受けての人命尊重」という辞退理由は建前にすぎず、本音は別では?
・ 本音と建前の乖離は偽善。偽善はインテグリティの反意語
・ 2回戦に出たい選手のために、本当にベストを尽くしたのか不明
・ 人命は大事、でも安易に悪に屈することに弊害はある

C-2 許されるマーケティングと許されないステルスマーケティング

・

景品表示法による規制(令和5年10月1日施行)

・ 企業が商品を無償提供してSNS投稿を依頼する場合、利益供与にあたるため「PR」などの表示が必須
・ 投稿内容が自由でも、見返りがある時点で規制対象
・ 消費者が自発的に投稿する場合は規制の対象外
・

ステマが問題化するかどうかは、法律違反の有無だけでなく、「ずるい」「かっこ悪い」といった世間の受け止め方が大きく影響

・ 一般消費者の感覚から「おかしい」と思われることの方が、ブランド価値を損なうリスクが高い
・ 「どうすべきか」より「どう見られるか」…コンプラの「大衆化」
・

スキャンダルになる背景には、競合他社等の「反対勢力」の存在が影響

・ 小泉進次郎氏や食べログの事例:反対勢力が強かった
・ 2025年9月味の素冷凍食品:強力なアンチ勢力がいなかった
・ サーフィン情報サイトで、混雑を避けるため、ユーザーが意図的に嘘の情報を投稿するようになった
・ AIによる情報推薦機能も、利用者を無意識に特定の情報に囲い込むため、広義のステマではないか
・ 令和5年の景表法は法人のみを対象。個人や政治家にも規制は広がる?

■ 次回(日程はおって決定)

11月 給湯室(オンライン雑談)
12月 第21回インテグリティ研究会
以上

第19回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時

2025年8月21日(木)18:00〜19:30

■ 出席者

8名

■ 内容

以下A~Cの3テーマで、3人一組で10分弱のダイアログ、その後に15分強で争点をシェア

A 組織トップの「知らんぷり」不正をどうやって防止?

(1)2024年のENECHANGEの不正

✓ 調査報告書によると、トップ・CFOを含む3名が重要情報のごまかし・隠蔽
✓ この3名のうち、嘘つきがいるようだ
✓ どんなガバナンス・システム・仕組みがあっても、情報を隠蔽されたら、不正は防止できない
✓ 違和感をシェアすることはとても大事
✓ これはコンプライアンスというよりは倫理・道徳・インテグリティ

(2)ジャニーズ性加害

✓

2025年7月発売の告白本『ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間』では、この性加害事件で、二代目ジュリー景子社長は「深追いして傷つくことを恐れ、知らない方がいいと思っていた」と告白した

深追いして傷つくことを恐れ、知らない方がいいと思っていた

✓ 形式的に「知らなかった」としても、実質的には知っていたに等しい
✓ 不作為犯として責任を負う
✓ 知っているのに知らぬと嘘つく「知らんぷり」と、知ろうとしない「知らんぷり」
✓ この「知ろうとしない」消極的な姿勢・思考停止はすごく多い
✓ 内面・良心・インテグリティの問題(コンプライアンスでは裁けない)

B 時事ネタ -マクドナルド「ハッピーセット騒動」

✓ カードの転売目的で買い占め、カードだけを抜きとり、食べ物を大量廃棄
✓ セットを買えなかった子どもが多い
✓ マクドナルドの「転売または再販売、その他営利を目的としたご購入はご遠慮ください。また、食べきれない量のご注文もご遠慮いただけますようお願いします。」という公式サイトの注意喚起は手緩い?
✓ 「1人5セット」の購入制限の妥当性
✓ 年齢制限を付して「子どものみに販売」とすればよかったのか
✓ 炎上商法? 株価は上がった…
✓ マクドナルドのこの騒動は初めてではない
✓ 景表法上の「景品」ではない
✓ 転売は違法ではないが…
✓ 「ハッピーセットください。ハンバーガー抜きで」と言えばセットだけ買える?
✓ 食品を売らないことで社員の理解が得られる?
✓ フードロスを生むことが想定され、それを避ける手段がないのに売るのは社会の理解を得られない
✓ 「どうすべきか」というより「どう見られるか」という視点
✓ ワンピースカードはセット販売中止になった

C その他

✓ 「モヤッパ」の法則(モヤッと違和感と感じたらパッと言う)
✓ 「ピッパ」の法則(ピッと閃いたらパッとやる)
✓ 正しいより「美しい」
✓ 「この3日間、正しかったですか?」と訊かれればみんなYESと答える
✓ 「この3日間、美しかったですか」と訊かれたら、すぐにYESとは答えられない
✓

正邪と美醜の4象限

正邪と美醜の4象限

✓ 勇気を出すためには「愚かであること」
✓ 「清く・正しく・美しく」の宝塚のモットーはコンプライアンスにも使える
✓ 気づきを財産に。引っかかりを財産に。それが心理的安全性
✓ コミュニケーション力とは、「言いにくいことを素早く適切に言う能力」
✓ 上司は部下に「分かった?」と聞いてはダメ。みんな「はい」としか答えないから。
✓ 上司は「伝わった?」と言うべき。部下はそこでコミュニケーション・ラグ(コミュラグ)を示す。そのコミュラグを読み取って(嗅ぎ取って)上司は臨機応変に説明を追加する
✓ 採用面接でのコミュラグの成功体験 -前職を辞めた理由でラグがあった
✓ 日本経営倫理学会へ出席のレポート
✓ 荻生徂徠が感性を磨くのに「音楽」を重視していた
✓ 孔子の時代から礼楽として音楽は重視されてきた

■ 次回

10月21日(火)18時~  第20回インテグリティ研究会

第18回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時

2025年6月10日(火)

18:00-19:30 中山国際法律事務所 & Zoom
19:45-21:15 懇親会@溜池山王駅地下

■ 出席者

10名(リアル2名)

■ 内容

以下3テーマで約3人一組で対話し、全体でシェア

A 

「リスペクト」って?

B 

「逃げない」「逃げた」例

C 

時事ネタ

■ 参加者コメント

A 「リスペクト」って?

「誠実さ」って抽象的ですが、「他社に対するリスペクト(尊敬)」と考えることができます。例えば:
①納期を守る=待たせない=相手の時間と信頼(期待)へのリスペクト
②ごまかさない=相手を騙さない/裏切らない=信頼(期待)へのリスペクト
③礼儀正しくする=相手の存在を軽んじない=相手の人格へのリスペクト
です。インテグリティは「平時のリスペクト、有事の勇気」といえます。
Q:リスペクト(敬う)をどういうカタチで示そうとしていますか?
他の人の言動でもよいので、こうありたいと思うような具体例があればお教えください。

✓ 内村鑑三の弟子(藤井武)は武士道を「人に接して礼譲、事に臨んで剛勇」と表現
✓ 心理的安全性・カルチャーのためにもリスペクト
✓ メールをすぐ返すのもリスペクト。余裕がないとリスペクトできない
✓ 相手の名前を呼ぶ。掃除のおばさんの名前を覚えるのもリスペクト
✓ 皇居ランして警備の警察に挨拶したら「良い一日を!」っていい挨拶返された
✓ 監査や内部調査でどうやって対象をリスペクトするか、、
✓ What ではなくWhy(相手が言った内容ではなく、なぜそれを言うかを考える)
✓ 『Listen』(2021、ケイト・マーフィ)って本 
✓ 共同体感覚を持つ(アドラー心理学)
✓ 相手に興味があることを示す
✓ 弱さを許容する。強いことがいいのか… ロジカルハラスメントもある
✓ SBI(Situation Behavior Impact)だけのFeedbackでパワハラ防
✓ Quiet Quitting(すぐやめる)の人にはリスペクトがない?

B 「逃げない」「逃げた」例

インテグリティは要するに「逃げない」ことと言えるような気がします。
Q:みなさん/他人の「逃げた」例と、「逃げなかった」例を挙げて下さい。

✓ 落ちているゴミを拾わない
✓ ミスを潔く認めない
✓ 中間フライを拾わない(知らんぷりをする)
✓ 「気づき」「引っかかり」を財産に変えようとしない
✓ 仕事の完璧さ(書面の美しさ)を求めない
✓ ゴルフのスコア申告、、
✓ 社内政治(人事的なゴタゴタ)から「逃げる」のは、優先順位が低いだけ
✓ そのような「逃げる」ことも、自分が後悔しないならいい?
✓ 「せめぎ合い」「葛藤」「揺らぎ」
✓ マルティン・ブーバーのNarrow ridge (狭い稜線)、Holy insecurity(聖なる不安定)
✓ 軍隊が退却・撤退するのも「逃げ」か?
✓ 登山していて、下山する勇気 -登りたいという欲の反対方向
✓ 自律 -自分で決める「覚悟」
✓ ラインホルド・ニーバーの祈り
(神よ、変えるべきものを変える勇気と、変えられないものを受け入れる冷静さと、両者を見分ける智恵をお授け下さい)
✓ 筋トレの時や朝起きる時に、弱い自分と戦う・葛藤する・せめぎ合いがある
✓ Quiet Quitting(すぐやめる)は「逃げ」なのか

C 時事ネタ

インテグリティの広まりを受けて、
① データ・インテグリティ
② 研究インテグリティ
③ スポーツインテグリティ
④ アカデミック・インテグリティ
などがあります。
Q:身近な/巷の/最近興味あるインテグリティネタは:

✓ 物理学者佐治晴夫 「美しさは揺らぎの中にある」 星が瞬くのも完璧ではない「揺らぎ」、、
✓ 佐治さんの人生論的な本はAmazonで10冊くらいある、いくつかポチりました!
✓ ドーピングはコンプライアンスであってインテグリティではない?
(禁止された薬物を飲まなければいい?)
✓ スポーツはみんな騙し合い、だからスポーツマンシップとかインテグリティ が大事
✓ パラリンピックで健常者を凌ぐ器具を使うようになってきた
✓ 剽窃、盗用(AIに書いてもらう)
✓ 自宅マンション管理 -企業と違い、地域では共通の目的があるわけではないので調整難しい

■ 次回

7月 給湯室(オンラインで雑談)
日時:7月8日(火)18:00~19:00(予定)
Zoom
ミーティング ID: 890 6308 6466
パスコード: 956000
8月 第19回インテグリティ研究会(日程はおってお知らせします)

第17回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時

2025年4月15日(火)

18:00-19:30 中山国際法律事務所 & Zoom
19:45-21:15 懇親会@溜池山王駅地下

■ 出席者

7名(リアル4名)

■ 内容

以下3テーマで約3人一組で対話し、全体でシェア

A 

インテグリティ浸透の環境づくり

- インテグリティを阻害するもの、促進するもの(口癖・週間)

B 

気づきを財産に

- 合目的的ではない、無目的な「場」(野中郁次郎)

C 

時事ネタ

- フジテレビ事件 第三者委員会報告書 分析

■ 参加者コメント

A インテグリティ浸透の環境づくり

✓ Bad News First だけでは足りない。Start With Thanksを。
✓ 心理的安全性が大事
✓ フキハラ(不機嫌ハラスメント)と言われるし、、
✓ 対話・壁打ち・雑談・Small talk・チャット・「生煮え」がいい
✓ 歪んだ正当化が不祥事をもたらす
✓ レスが早いのも大事
✓ できないことはできないと言う
✓ 自律とは「人に頼ることができること」
✓ 「ちょっとごめんね」と話しかけるのがいい
✓ 「お疲れ様、お陰様、お互い様」(無印良品)

B 気づきを財産に

✓ 「Valueのあることのみを喋る」プロ意識にはデメリットもある
✓ 当事者意識だけあっても、連帯(仲間)意識がないとダメ
✓ Learned Helplessness(学習生無力感)=何を言ってもムダ
✓ 男は合目的的すぎる? 女性的に「会話をしていること」が大事
✓ 運・鈍・根の鈍は「愚直」の美徳。Stay Foolish
✓ よそ者・馬鹿者・若者が属人的な空気を変える

C フジテレビ事件

✓ 昭和終わって36年、否定的な文脈で「昭和的」と批判されたのは初では
✓ OBC(オールド・ボーイズ・クラブ)はこれからよく使われそう
✓ 「同質的・閉鎖的・硬直的」だから属人的になる
✓ 年功序列の弊害
✓ JTC(Japanese Traditional Company)の消極的で官僚的な姿勢

第16回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時

2025年2月18日(火)

18:00-19:30 中山国際法律事務所 & Zoom
19:45-21:15 懇親会@溜池山王駅地下

■ 出席者

9名(リアル4名)

■ 内容

以下3テーマで約3人一組で対話し、全体でシェア

A 

廉恥心と羞恥心と罪悪感

-ルース・ベネディクト『菊と刀』からの卒業

B 

論語の「仁」とインテグリティ

-気づきを財産に

C 

フジテレビ問題

-トイレなし10時間会見

■ 参加者コメント

A 廉恥心

✓ ルース・ベネディクトは罪悪感より羞恥心を下に見た
✓ 「恥を知る」のが廉恥、「恥ずかしいのを嫌がる」のが羞恥(広辞苑)
✓ 廉恥は内面的、羞恥は外面的。罪悪感はその中間
✓ 新渡戸稲造『武士道』では羞恥ではなく廉恥
✓ 廉恥は「家」の名誉を守る
✓ 大手会社のブランドへのプライドも廉恥に近い
✓ 小学生の時、父に「万引きすると父さんが職を失うからするな」と言われた
✓ テコンドー協会ではインテグリティを「廉恥」と訳している
✓ 業界最大手が「他社から見られている」と感じるのは羞恥であり廉恥
✓ 実家が米屋。「常に人から見られている」という感覚で育った
✓ 人間は弱い。その性弱説を、家や組織の名誉が補う関係にある
✓ よい同調圧力
✓ 高校生の時、他クラスより成績が悪く、先生に「恥を知れ!」と言われた

B 論語の「仁」

✓ 論語512語のうち105回使われる
✓ 孔子が初めて使った言葉。だから定義が曖昧で分かりにくい
✓ 「スモール仁」=思いやりと、「ラージ仁」=人の道・為政の道がある
✓ 漢字「仁」の字源は、人が二人いること
✓ 定義曖昧だからこそその場その場で帰納的に「考える」ことができる
✓ 演繹的・網羅的に定義すると、思考停止になりがち
✓ だから論語の「仁」はインテグリティだと安冨潔教授も言う
✓ 「現状に満足せず、今よりもっと良くする」というカイゼンはインテグリティ
✓ 非製造業にカイゼンを導入する『ANAのカイゼン』という本がよかった
✓ 山田コンサルグループが「健全な価値観」を「ケンカチ」を訳して日々の業務で使っているのは、口ぐせにできるし、帰納的にその意味を都度考えられるので、いい
✓ 某金融会社でも「インテグリティ的にどうかな」という口ぐせが広まっている
✓ インテグリティとは武道の「道」に近い
✓ 知識より意識
✓ アタマよりココロ
✓ なでしこ澤穂希「苦しいときは、私の背中を見て」
✓ 特攻に抗した日本人もいた(美濃部正、『不死身の特攻兵』鴻上尚史など)

C フジテレビ会見

✓ 役員を攻撃して貝を閉ざすのは悪手
✓ 同調して本音を喋らせるべかりし(アリストテレス弁論術のエトス)
✓ 遠藤周作の息子龍之介副社長の潔い対応がよかった
✓ 「トイレ休憩を入れましょう」と言えないのは、日本人の悪い同調圧力
✓ 80年前に特攻に抗することができなかった日本人と変わりないのでは

■ 次回(日程はおってお知らせします)

3月 給湯室(オンラインで雑談)
4月 第17回インテグリティ研究会

第15回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時

2024年12月3日(火)

18:00-19:30 中山国際法律事務所 & Zoom
19:45-21:15 懇親会@赤坂中国茶房8

■ 出席者

13名(リアル5名)

■ 内容

以下A~Cの3テーマで、3人一組でダイアログ、その後シェア

A 転職や異動を契機に、インテグリティ的に、気がついたこと/気をつけようと思ったこと
B 小林製薬の紅麹事件からインテグリティ的に学ぶこと
C 「正しさ」と「美しさ(カッコよさ)」

「正しさ」は歪み得る。色褪せる。理屈でいくらでも言いくるめることができる。
例えば、会社ぐるみで不正をしているときに、その会社方針に従うことは、儒教的上下関係においては「正しい」。組織を守る、上司を立てる、先輩を敬うことだから。
しかし、「美しく」ない。カッコよくない。かように、「正しさ」は往々にして歪み得る。

正しい 美しい
理性 感性
アタマ ココロ
合理 不合理
コンプライアンス インテグリティ
歪み得る(色褪せる) 歪まない(色褪せない)
歯止め効かない(暴走し得る) 歯止め効く(暴走しない)
横並び 横ブレしない(縦)
Right Righteous

皆様の周りに、「正しい」けど「美しくない」例はありませんか?

■ 参加者コメント

A 転職や異動を契機に、インテグリティ的に気がついたこと

✓ どうあるか(be)/どうするか(do)ではなく、どう見られているか(appear)
✓ 常に緊張感を持つ(「常在戦場」)
✓ 上司が「自分の責任だけど…」を枕詞にして話すと、部下は言い訳をしなくなる
✓ 稟議書面に「Help needed」欄がある(自分だけで解決しようとしない)
✓ 現場のヘルプに行くとお客様目線になれる
✓ コンプライアンスやインテグリティは要するに上長の意識

B 小林製薬の紅麹事件からインテグリティ的に学ぶこと

✓ プロジェクトマネジメントで、何が「問題」となるかの定義を「辞書」で作成
✓ 「原因」を考えすぎるのは「アタマ」偏重だったか。「ココロ」も大事
✓ 理性より感性
✓ ルール的に問題はなかった。でも「人として」どうだったのか
✓ コンプライアンスに依存しすぎた?
✓ 正しいより美しい
✓ リスクマネジメントからコンプライアンスを引いたらインテグリティになる
✓ 社外取締役が機能していたのか?
✓ 某飲料メーカーでは、社長への連絡が全て社外取締役にも入る
✓ 社外取締役に専門性は要らず、社長にモノが言える関係であればいい
✓ 判断の「軸」が必要。J&J社のクレドのように
✓ 某IT系ではスピリットをバイブルのように毎月唱和し、血肉化している
✓ しっかり唱和して始めて魂がこもる
✓ トップは400℃の熱で語れ
✓ ドラッカーも、「会社は社長のインテグリティ以上の器にはならない」と考えていた

C 「正しさ」と「美しさ(カッコよさ)」

✓ 選挙では当選すれば何をしてもよいのか
✓ 原爆投下を、今でもアメリカ人の何割かは「正しい」と思っている
✓ 「正しさ」は理屈でどうとも説明できる
✓ Right/Righteousと英語で考えることで、概念の解像度が上がる
✓ 紳士の商人(紳商)であれ(大正製薬)
✓ 「Be gentlemen」は、札幌農学校クラーク博士が定めた校則
✓ プラスチックごみの分別
✓ 社内資料も「美しさ」を重視している
✓ 刺さらないと伝わらない
✓ 「難しい」と言うのではなく、「面白い」と表現すると心理的負担が減る
✓ 吉野弘の「祝婚歌」が、「正しさ」の歯止めにいい

■ 次回

1月 給湯室(オンラインで雑談)
2月 第16回インテグリティ研究会
2月ころ 赤城乳業 本庄千本さくら「5S」工場見学(調整中)

第14回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時

2024年10月1日(火)

18:00-19:30 中山国際法律事務所 & Zoom
19:45-21:15 懇親会@福の花 溜池山王店

■ 出席者

10名(リアル3名)

テーマ1:最近のインテグリティ

最近感じた自他のインテグリティ事例をシェアしました:

✓ いい本の著者に巻紙+筆で感謝状を書く(Amazonでレビューを書くにとどまらず)
✓ コンビニ店員には「ネパリ? ナマステ」の会話をする
✓ 50代以上のシニア層は、普通の顔をしていると部下から「不機嫌だ」と見られる
✓ だから、笑顔の「形状記憶」をしてニコニコえびす顔になる
✓ そのために、毎朝のジョギング・筋トレで「変顔」を作って顔面も筋トレする
✓ メルセデス・ベンツ「自分が相手に望む態度で、人に接する」というインテグリティの定義
✓ ゴミを拾う
✓ 見知らぬ社員が自分の歩きスマホを注意してくれた
✓ その歩きスマホの注意に対し、とっさに「ありがとうございます」と言えた
✓ 感性を養うべく、琵琶湖に行って「非日常」を味わってきた
✓ 家族(子ども)にも、日頃から感謝を口にする
✓ 小中学生の子どもも「さん」付けで呼ぶ
✓ 今年2024年4月から受刑者も「さん」付けになっている(だから呼び捨ては受刑者以下…)

テーマ2:カスハラ対応

近年、社会問題化しつつあるカスタマー・ハラスメント(カスハラ)対策について:

✓ 東京都もカスハラ条例の制定に向けて動いている
✓ 厚労省がカスハラマニュアルを出している
✓ B2CではなくB2Bでも
✓ モノ言う株主(アクティビスト)からのハラスメント(株ハラ?アクハラ?)もある
✓ パートナーシップ構築宣言
✓ 人手不足も関連原因か…(女子トイレを外国人男性が清掃する事例が発現)
✓ 自社のカスハラ対応指針を策定中の企業あり
✓ ただ、カスハラの判断基準(線引き)が難しい
✓ 「誠意」の段階はどこからか「交渉」の段階に移る
✓ その「線引き」は、「対話できるか、話が通じるか」ではないか
✓ 線引きをすることのリスク(金科玉条化、思考停止化)もある
✓ 線引きをするという演繹的アプローチと、ケースバイケースで判断するという帰納的アプローチのバランス

テーマ3:渋沢栄一『論語と算盤』

論語・古典・渋沢から学ぶ価値は?

✓ 論語「か」算盤ではなく、論語「と」算盤
✓ 渋沢栄一のインテグリティの大きさ(私利を図らない)
✓ 女癖悪かった渋沢の「人間臭さ?」 ⇔ 潔癖な福沢諭吉
✓ 参天製薬の成功例(経営倫理士講座の教材にもなっていた)
✓ 清水建設の社是は「論語と算盤」 こちら
✓ 論語って宗教なの? (超自然的な「天」の概念を語っているが、死後の世界は語っていない)
✓ 武士道とは痩せ我慢(小林秀雄)
✓ 『葉隠』をバイブルとして携帯している上場会社社長もいらっしゃる
✓ 「死ぬことと見つけたり」の常住死身は世俗(算盤)から離れる工夫
✓ 論語から学ぶ価値は:
① 積極的道徳
② 長期的視点(天の概念)
③ 美しさ・カッコよさ
✓ 『組織不正はいつも“正しい”』のとおり、「正しさ」は歪み、色褪せうる
✓ 一方、「美しさ・カッコよさ」は歪まず、色褪せない
✓ 論語の特徴:
自責を説く(他責を戒める)
「過ち」の後処理が大事
完全を目指して死ぬまで頑張る 
✓ これらは「人格者を人格者たらしめる要素」であるインテグリティに近い 
✓ 儒教もキリスト教も、結局「他者へのリスペクト」を説いている
✓ 歴史の篩に掛けられた古典の言葉から、多様な価値観を学び、安易な善悪二分論から脱する
✓ 概念・価値観は「言葉」を通じてしか理解されない

■ 懇親会

19:45~ 福の花 溜池山王店 7名 一人3,000円
美酒とともに忌憚のない話で盛り上がりました!

■ 今後の予定(日程は調整中)

11月 910(オンライン給湯室フリートーク)
12月初旬 第15回インテグリティ研究会+忘年会
できれば今年中 ガリガリ君工場(赤城乳業の本庄千本さくら5S工場)見学

本研究会に参加希望の方は、こちらから奮ってお申し込みくださいませ。

第13回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時

2024年7月30日(火)

18:00-19:30 中山国際法律事務所 & Zoom
19:40-21:15 懇親会@赤坂よかろう門

■ 出席者

11名(リアル4名)

■ 内容

以下A~Cの3テーマにつき3人一組で対話を行い、その後に全体でシェア

A: 渋沢栄一の「論語と算盤」
B: 時事問題(トヨタや五輪喫煙)
C: カビ型不正には「感性」が大事、その感性を磨くには「非日常」が大事

■ 研究会概要

A:渋沢栄一「論語と算盤」

✓ 論語の「朝に道を聞かば夕に死すとも可なり」はインテグリティ的
✓ WBC栗山監督は論語キチガイ、大谷翔平に「論語と算盤」読ませた
✓ 渋沢栄一の女癖の悪さは… 松下幸之助にも妾はいた…

B:時事問題(トヨタや五輪喫煙)

✓ トヨタが「やってもない検査をやった」のなら、これは法律以前の問題
✓ トヨタは、下請先・取引業者に対するインテグリティの話なのか…
✓ トヨタは昔から「乾いた雑巾を絞る」と言われ、下請けに厳しかった…
✓ 五輪喫煙問題については「不出場相当」との意見多し
✓ ハラ・ハラ(ハラスメント・ハラスメント=被害者を装う加害者)

C:カビ型不正対策としての「感性」「非日常」

✓ クリエイティビティも、感性も、移動距離に比例する
✓ 国廣正弁護士も「会社員はとにかく外に出ろ」と
✓ 「正しさ」は歪み、色褪せる
✓ 美しさ・カッコよさは歪まず、色褪せない
✓ 「正しい」けど美しくないことはある
✓ Being right is not enough. Be righteous(「正しい」だけでは不十分)
✓ 人を相手にせず、天を相手にせよ(西郷隆盛)

第12回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時等

2024年4月16日(火)

18:00-19:30 中山国際法律事務所 & Zoom
19:40-21:15 懇親会@赤坂よかろう門

■ 出席者

18名(リアル8名)

■ 内容

以下A~Cの3テーマで、3人一組でダイアログ、その後シェア

A: 会社でインテグリティを感じた良い事・悪い事
B: 社会でインテグリティを感じた良い事・悪い事
C: インテグリティ(誠実さ)の鍛え方

■ 参加者コメント

A:会社でインテグリティを感じた良い事・悪い事

✓ Engagement調査を毎年実施、法人インテグリティUPの努力
✓ 通報窓口にインテグリティに関する通報あり ーインテグリティの浸透
✓ 清掃の人の名前を憶えて挨拶 → 相手をリスペクト
✓ 新社長が数字最優先から「誇りある会社」を謳う
✓ 会社で配布された飲料の瓶を、一般の自動販売機の缶捨て場に捨てない
✓ 英語でコンプライアンス寸劇 → 嘘でも違反をする役は気分が悪い
✓ 怒りの抑え方を教えるアメリカと、怒れない人に怒りの出し方を教える日本

B:社会でインテグリティを感じた良い事・悪い事

✓ コストコで結局購入しない商品を元の棚に戻す
✓ エンパシーはブレイディみかこ『僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー』がいい
✓ 子供のバレー部でパワハラが。スポーツインテグリティは未だ途上
✓ ゴミ拾い → 公共の場の清掃への貢献
✓ 青山学院陸上部の原監督の信頼とチームの結束力
✓ 話しかけやすい上司になる → 顔の筋肉を鍛えて表情を豊かにする
✓ 自分の親に読んでもらいたかった本 →自分を主語にするIメッセージで感情の共有

C:インテグリティ(誠実さ)の鍛え方

✓ 割れ窓理論(1つ汚い窓があるとドンドン汚くなる)→日々の振る舞いも同じ
✓ 多少の障害があっても、身障者用スペースに車を止めない
✓ 法務が、社内に「相談してくれてありがとう」 → 次回も聞いてもらえるように
✓ 一日10分でも自分を見直す作業(Daily Integrity)
✓ 若い人にも当然のように「さん」付けで呼ぶ
✓ オンラインでカメラに顔を近づける&大きな声で話すのが、相手へのリスペクト
✓ 子供に対しても良い意見のときは「お父さんと取り入れるよ、ありがとう」と言う
✓ 家族で歌舞伎町のゴミ拾いをして公徳心を養う

第11回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時等

2024年2月15日(木)

18:00-19:30 中山国際法律事務所&Zoom
19:40-21:15 懇親会@溜池山王(1人3000円)

■ 出席者

19名(リアル5名)

■ 内容

以下3つのテーマで、3~4名のブレイクアウトルームに分かれ、8~10分のダイアログ。
その後、各10分くらい、全員で振り返り。

(1) 初参加者の自己紹介

(2) 以下A~Cの3テーマで、ブレイクアウトルームを使い、3人一組でダイアログしました。

A: インテグリティ推進のためにやりたいこと、重点課題、推進ステップ等
B: 時事ネタ:能登地震、損保ジャパン/ビッグモーター、政治資金問題
C: 人のネットワークが強いと不正が起きにくいこと等

(3) 参加者コメント

✓ コカ・コーラ社ではインテグリティの定義は「気高い志」
✓ アデコ社ではインテグリティカードとかキャラクターを作る試み
✓ 直属の「上」ではなく「斜め」の人間関係が大事(メンターとか)
✓ 日立では「基本と正道」
✓ プロフェッショナリズムとインテグリティは近い/同じ
✓ 波頭亮『プロフェッショナリズム原論』では、プロフェッショナリズムの定義を「世界一を目指す」
✓ 日本では、本田技研以外、2016年以降、毎年、車会社が数値偽装(品質不正)事件を起こしている
✓ トヨタのカイゼン(Relentless improvement)は要するにインテグリティのこと
✓ 「逃げない」ことが大事(IGPI行動指針の2番め)
✓ 本音と建前の乖離をなくすのがインテグリティ
✓ 二言目には「オレ部長だから」という部長… 属人主義の弊害
✓ 同調圧力には「よい同調圧力もある」 それをカルチャーにする
✓ カルチャーを作るにはまず「言語化」から
✓ パワハラ対策には『みんなのFeedback大全』がオススメ
✓ 怒るでも叱るでもない、「ギャップ・Feedbackをする」
✓ アンガーマネジメントとして「リスペクト・トレーニング」がある
✓ 他者をリスペクトすることが心理的安全性につながる
✓ 部長が笑顔だと会議時間は8%も減少する
✓ だから笑顔を作るために、毎朝の筋トレで「変顔」を作っている
✓ コンプライアンスは「発揮」できないけどインテグリティは「発揮」できる 
✓ だからインテグリティはいいカルチャーになる
✓ Google社は、AIやChatGPT開発を受けて、採用の際に、能力ではなく人格を重視しだした
✓ 昔は政治家に読書家がいたけど、、、(前尾繁三郎、大平正芳、宮沢喜一等)
✓ 「雑談」に関する本はとても増えている(Amazonに数十冊)
✓ 目が届かない(声が聞こえない)海外の子会社で不正が増えている
✓ 課員が、小さな組織内だけで問題を解決してしまう
✓ インテグリティある人は、「自分にインテグリティがない」と思っている人
✓ 人を相手にするのではなく、天を相手にする(西郷南洲翁遺訓)

■ 次回予定

第12回 インテグリティ研究会
2024年4月16日(火) 18時~ @中山国際法律事務所 & Zoom

第10回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時等

2023年12月6日(水)

18:00-19:30 中山国際法律事務所&Zoom
19:40-21:15 懇親会@溜池山王(1人3000円)

■ 出席者

19名(リアル5名)

■ 内容

以下3つのテーマで、3~4名のブレイクアウトルームに分かれ、8~10分のダイアログ。
その後、各10分くらい、全員で振り返り。

(1) 初参加者の自己紹介

(2) 以下A~Cの3テーマで、ブレイクアウトルームを使い、3~4人一組でダイアログしました。

A: インテグリティ曼荼羅(マンダラシート作成)
B: 時事ネタ:宝塚歌劇団、日大アメフト部廃部等
C: コンプライアンスのファシズム化、会社は口癖で決まる等

(3) 参加者コメント

✓ インテグリティ曼荼羅にして、自分で「言語化」してみるのは大事
✓ 不祥事後、「トカゲの尻尾切り」にすることは、ミスの真因分析と改善にならないことも
✓ 2:6:2の法則。悪い2割はどこにでもいる。その2割の責任を連帯責任に?
✓ 古い組織ほど連帯責任になる。それでいいのか? 欧米では連帯責任にならない
✓ 廃部という大きな判断をするにあたり、十分に慎重な手続を踏んだのか
✓ コンプライアンスは手段であって、目的は別にあるはずなのに、、、 本末転倒化
✓ 「そこまでやるか」をどこまでやるか
✓ パーパスの3要素:①ひらがな ②動詞 ③句読点
例:パーソルの「はたらいて、笑おう。」
✓ 大和言葉が刺さる
例:お互い様、お疲れ様、お陰様
✓ 宝塚や日大、、、 株式会社以外の組織のコンプライアンスは未発展

第9回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時等

2023年10月2日(火)

18:00-19:30(90分)  Zoom(完全オンライン)

■ 出席者

18名

■ 研究会概要

以下3つのテーマで、3~4名のブレイクアウトルームに分かれ、8~10分のダイアログ。
その後、各10分くらい、全員で振り返り。

(1) 企業理念・行動規範におけるインテグリティ

 ー K工業では、立体的に、企業理念の一番根底に「インテグリティ」がある
 ー 企業理念の三本柱(革新、貢献、信頼)
 ー その「信頼」を訳すとIntegrityになる
 ー 2020年日本の時価総額ランキング20位までで、12社がHPでインテグリティ/Integrityを掲げる
 ー 「自ら動く」「自ら始める」「インデペンデンス」という指針が、リーダーシップを伴うインテグリティ的
 ー 利益よりも「正義」(Integrity)を選べ(丸紅)
 ー WORLD RUGBYはインテグリティ(品位)を最重要の価値観として掲げている
 ー なぜ? 30人(スポーツ最大人数)がフィールドでぶつかり合い、レフリーは1人 
 ー 「見られていないところでの振る舞い」が重要だから
 ー インテグリティの定義は「誰も見ていなくても正しいことをすること」

(2) ジャニーズ問題とインテグリティ

 ー スポンサーの立場から、選択肢は? ①契約即解除 ②契約終了までは存続 ③契約継続
 ー タレントは被害者でもあり、加害者でもある? Speak upしなかった点で
 ー しかし、性被害のSpeak upは難しい
 ー 滝沢君の別会社が頑張って受け皿になることでいいのか?
 ー ビッグモーターとの違い?
 ー 藤田早苗『武器としての国際人権』は日本の人権状況と意識を知る上でも良い
 ー インテグリティというよりは、ブランド戦略の話?

(3) Vulnerability(弱さをさらけ出すこと)

 ー 「インテグリティなかった事例」をカミングアウトしてVulnerabilityを示す
 ー コンプライアンスは演繹的、インテグリティは帰納的
 ー コンプライアンスはアタマ、インテグリティはココロ
 ー ココロのインテグリティを整えるために、カラダも大事
 ー Vulnerability=突っ込まれビリティ=「のび太」力(人に頼る力)
 ー 人間はみんなミスをするのに、そのミスを隠すのは「偽善」
 ー 偽善はインテグリティの反意語

■ 今後の予定

11月上旬:オンライン給湯室(Room 910、雑談)
12月:第10回インテグリティ研究会(ハイブリッド)+忘年会

以上です。今回も多くの学びがありました!
次回以降の、多くの方々の参加をお待ち申し上げております。

第8回 インテグリティ研究会の報告

■ 日時等

7月31日(月)

18:00-19:30  大手町プレイスNTTコミュニケーションズ様会議室&Zoom(ハイブリッド)
19:45-21:30  懇親会11名@大手町(1人4500円)

■ 出席者

21名(うちリアル13名、オンライン9名)

■ 研究会概要

以下の4つのテーマで、3名のブレイクアウトルームに分かれ、7~10分のダイアログ(ワークショップ)。参考PPTスライド16頁。その後、興味深い事例などのシェア。

(1) 研修効果

 ー リアルがいいのか、オンラインでいいのか
 ー ワークショップで効果が上がる
 ー 「プチ」ワークショップとしての、ピア・ラーニング(隣の人と話し合う)もいい
 ー 講師が「自分の言葉で」語るのが大事
 ー 講師が自分のミスをカミングアウトするといい(「自分ごと」になる)
 ー 大事なのは没入感

(2) 上司が「叱る」ことの是非

 ー リアルよりも、オンラインでの指導・叱責の方が「効く(効きすぎる)」
 ー 「怒る」でも「叱る」でもない「ギャップ・フィードバック」がいい
 ー 信頼関係の貯金がないとダメ
 ー 人格ではなく、行動について叱るべき
 ー 時に怒りは表現すべきだが、大声を出さずとも怒りは表現できる

(3) 過去1週間の各自のインテグリティの振り返り

 ー 外資系会社でも、標語を会社にベタベタ貼っている 
 ー だれが言ったかよりも、何を言ったか
 ー 「お見合い」になって譲り合ったり、サイロ化したりしている仕事もある、、

(4) 「インテグリティ」を日本に導入できるのか

 ー コンプライアンスは当たり前、インテグリティがプラスアルファ
 ー インテグリティって、Code of conduct(行動準則)
 ー コカ・コーラ社ではインテグリティは「気高い志」
 ー コンカー社「高め合う」はいいカルチャー
 ー いいカルチャーって、「リーダーシップのあるコミュニケーション」がある状態  
 ー 大和言葉(ひらがな)がいい。「お陰様、お互い様、お疲れ様」の良品計画
 ー パーパスの共通項:①ひらがな、②動詞、③句読点

■ 次回予定

8月下旬 Room 910(オンライン給湯室で雑談)
9月下旬 第8回 インテグリティ研究会(仔細はおってご案内します)

以上です。次回第9回も、奮ってご参加くださいませ!

第7回 インテグリティ研究会の報告

出席者:21名(うちリアル9名、オンライン12名) 初参加者1名

5月30日(火)

18:00-19:30  中山国際法律事務所&Zoom(ハイブリッド)
19:45-21:30  懇親会8名@溜池山王(1人3900円)

1.研究会概要

「悩みの末にたどり着いたコンプライアンスの取り組み」「インテグリティを感じた身近な本・CM等のコンテンツ」
講師:パーソルホールディングス リスク・コンプライアンス室 沼田様
適宜、3名のブレイクアウトルームに分かれ、3度の、ダイアログ(ワークショップ)。

出た話題は:

✓ 日本全体の不祥事をなくしたい/「品格」のある会社にしたい/「正しさ」よりも「美しさ」を
✓ コンプラはカルチャーにならない、インテグリティはカルチャーになる
✓ コンプライアンスの「手応え」は? 伝えても伝わらないもどかしさ? どうやって「腹落ち」?
✓ Mustのコンプライアンス、Betterのインテグリティ
✓ 仏作って魂入れず。どうやって「魂」を入れる?
✓ カルチャーは文字(テキスト)では伝わらない
✓ 大事なのは、トップの世界観。社長が、どんな未来を描いているのか。
✓ コンプライアンスは日々「発揮しない」⇔インテグリティは日々「発揮する」
→インテグリティでカルチャーが変わる。体制ではなく「態勢」
✓ コンプライアンスは「行動論」。「行動変容」まで掘り下げないとだめ
✓ コンプライアンス行動は以下の3つしかない:
 A:気づいた→やる
 B:気づいた→やらない
 C:気づかない→やらない
  どうやって、BをCではなく、Aにするか?
✓ どうやって「楽しく」「ワクワク」コンプライアンスをする?
✓ 理屈よりも、感情。
✓ どうやって「没入感」を与える? 講師が失敗(インテグリティないこと)をカミングアウトする
✓ 「伝える」→「伝わる」→「つながる」:コロナを経て、「伝える」と「伝わる」の違いが顕著になった
✓ オンラインやテキストでは、伝えたつもりでも、伝わっていない/議事録書いても伝わるわけではない
✓ 「2:6:2」の法則。どんな組織も、10人いたら、上2割はできても、下2割はできない
→コンプライアンスは下2割の不祥事・ネガティブ事案ばかり。だから退屈・眠い。当事者意識を感じられない。
 インテグリティは、上2割のエースにスポットライトを当てる。だから当事者意識を持ちやすい
✓ 「心理的安全性」はコンプライアンス/インテグリティの文脈で使っている?
✓ 「心理的安全性」の漢字6文字は、ウケない。刺さらない。ひらがなに直すといい。
✓ パーパスの共通項(流行り)は:
ひらがな(やまとことば)
動詞
句読点
例:「はたらいて、笑おう。」(パーソル)、「めぶく。」(前橋市)
ACジャパンのCMはいい(大塚製薬のカロリーメイトバニラ味)
大島優子、金子大地出演/大塚製薬「カロリーメイト」新CM「青いカロリーメイト」篇 - YouTube
✓ Speak upのみならず Listen upまで「仕組み化」しないとだめ
✓ 小さなミスの指摘はいい。でもマイクロマネジメントに?
いや、「支配・コントロール」しなければマイクロマネジメントとして非難される謂れはない
✓ 「車座」でのダイアログがいい。序列をつけず。 ←裁判でも弁論準備はその形式
✓ 新人には暗黙知、ベテランには形式知のコミュニケーションが中心
✓ 新人に暗黙知的なことを教育するのを面倒くさがり、自分で作業してしまう管理職が増えている
✓ 日本では上司に人事権ないが、アメリカでは上司に人事権あり → 週末の自宅のパーティとかは部下は絶対来る
✓ 孫正義は、48時間以内にメールの返信がなければ、その件について「YES」と意思表示したとみなす

2.今後の予定

 7月中旬~下旬:赤城乳業(ガリガリ君)の本庄千本桜5S工場見学(平日、日程未定)
 8月上旬:オンライン給湯室(Room 910、雑談)
 8月下旬:第8回インテグリティ研究会(ハイブリッド)

多くの方々の参加をお待ち申し上げております。

第6回 インテグリティ研究会の報告

出席者:23名(うちリアル5名、オンライン18名) 初参加者6名

2月28日(火)
18:00-19:30  中山国際法律事務所&Zoom
ハイブリッドで第6回インテグリティ研究会を行いました。
19:45-21:30  懇親会@溜池山王(1人3600円)
盛り上がりました!

内容

以下につき2~3名のブレイクアウトルームに分かれてワークショップ(ダイアログ)。チャットの活用で各人のひらめき、「気づき」を多くシェア。

A  「コンプライアンス」のどこに不満? なぜインテグリティの必要性?
B  コンプライアンスとインテグリティの違い? インテグリティのバリュー(存在意義)? コンプライアンスではなくインテグリティが大事だなと思える具体的場面?

他に話題にしたのは:

✓ インテグリティのレベルが高い6業界
✓ その共通項は?
✓ スポーツ業界におけるインテグリティ
✓ 単にルールを守らせるのではなく、ワクワク感・ストーリー・ゴールを見せるのが大事。映画のように
✓ それができないのはなぜ? ラクしたいから?
✓ 対話(ダイアログ)の重要性。要するにワークショップ?
✓ 「エモーショナル」なのがインテグリティ
✓ 「違和感」をどうやったら感じられる? 音読みではなく訓読みの和語? 「引っ掛かり」「モヤモヤ」とか?
✓ コンプライアンスの「やらされ感」とディグニティ(尊厳)の関係
✓ 自分の仕事に誇りを持っている人は不正をしない
✓ 自分で自律的に考えるインテグリティはVUCAの時代にマッチ
✓ ワンチームになるのがインテグリティ
✓ コンプライアンスが「目的化」してしまっている。本来は手段なのに
✓ コンプライアンスが「アクセル+ブレーキ」で、インテグリティが「エンジン」
✓ こういうメタファーはいい
✓ コンプライアンスと違い、インテグリティは「発揮」するもの。だから風土になる
✓ オンライン会議で、目尻をあと2mm下げて、口角をあと2mm上げる、とか
✓ コンプライアンスと「コンプライアンス対策(モグラ叩き)」の違い
✓ 法定速度を守るべきか? 「品のいい」運転をすると無事故無違反になる
✓ 「インテグリティ党」を結党したほうがいい

など、です。

次回は、3月末頃に、オンライン給湯室(Room 910)で雑談形式で集まり、また、4月下旬に、第7回インテグリティ研究会を行います。

さらに、「本音を語り合える」関係を構築するため、桜の満開の時期に、王子の飛鳥山公園に行きます。渋沢資料館などを見て、「論語と算盤」の渋沢栄一からインテグリティ的なものを楽しく学んできます。

多くの方々の参加をお待ち申し上げております。

第5回 インテグリティ研究会の報告

出席者18名(リアル7名)

18:00-19:30  中山国際法律事務所&Zoom
19:45-21:30  懇親会@溜池山王(1人約3000円)

内容

1. 3名の初参加者の自己紹介
2. ブレイクアウトルーム(“BOR”)で3つのセッション
各3~4名
10-15分ずつ
3.

会員様の声

(1) インテグリティを実装するために、「点」→「線」→「面」→「立体化」
(2) ある企業は、インテグリティの浸透に「10年かかる」と本腰を入れて覚悟をしている
(3) やっぱりインテグリティの「認知度」「露出度」をどう上げるかが課題
(4) トップがインテグリティを語らないと効果は薄い
(5) インテグリティを「教わろう」とする姿勢自体が間違い
インテグリティは「教わる」ものではなく、ワークショップなどで「発見する」「気づく」もの
(6) ユニリーバでは「Less rules, more principles」という
(7) 「無用の用」(一見すると無駄に見えるコミュニケーション)が大事
(8) 「ほ・し・い・か(報告・質問・依頼・回答)」だけのギスギスした会話では組織は滅びる
(9) 明るいカルチャーは、(Speak upするのに)「勇気を必要としない仕組み」
(10) 「コンプライアンス」は事前の仕組みづくり。「コンプライアンス対策」は事後のモグラ叩き
(11) いい行動をイントラネットに入れたりして「見える化」するとインテグリティが広がる

第4回 インテグリティ研究会の報告

出席者20名(リアル6名)

18:00-19:00  中山国際法律事務所&Zoom
19:15-21:15  懇親会@溜池山王(1人3000円)

内容

1. 5名の初参加者の自己紹介
2. 3テーマ ブレイクアウトルーム(“BOR”)
A:インテグリティの定義(4名BOR:8分)
B:インテグリティを感じるシーン(4名BOR:6分)
C:インテグリティのロールモデル(私を含め7名が一言説明。明恵、空海、行基、美智子様、塩狩峠主人公等)

中山コメント

✓ 「他者を責めずに自分を責める」という姿勢を示されている方が多かった。
✓ フリーライダーはずるいけど、結局は自分のためにならないんだから…
✓ 「逃げない、隠さない、嘘付かない」
✓ 「ウソ、ずる、ごまかし」はダメ
✓ 部下には「配慮をしても遠慮はしない」
✓ その文脈で、部下との面談で「あなたのプライベートのことで、上司の私が知っておくべきことはありませんか」と水を向けているのはいいなと思った
✓ 自分からOPENにしないと部下の(ジョハリの)窓は開かない
✓ 埼玉県の「エレベータ歩かない条例」(昨年秋施行)は、インテグリティ的に面白い題材
日時 2022年9月26日(月)午後6:00~7:00 インテグリティ研究会
場所(ハイブリッド) インテグリティ研究会 中山国際法律事務所会議室 、Zoom

第3回 インテグリティ研究会の報告

1. 18名参加(うちリアル3名)
2. 参加企業様のインテグリティ取り組み紹介+質疑応答
3. ZOOMのブレイクアウトルームで4名のグループを作り、各社の取り組みを意見交換

以下ような意見・紹介が出ました:

1. 現場から「(ルールを)決めてくれ」と言われることが多い
2. インテグリティというのは「自分ごと」ということ。今までのコンプライアンスで「ルールを守ろう」というニュアンスだったのが、急にルールのみではないという世界に放り込まれる感がある。それにどう対処するか。
3. コンプライアンスを徹底的に明るいものとして扱っている
4. 明るい企業理念・パーパスにつなげる
5. 動物等のマスコットを利用する
6. 社内展開は、広報メンバーと相談して。写真一枚も広報と相談する
7. 上から目線にならないように「私たちは~」します、という表現にする
8. アメリカでは「コンプライアンス」という言葉を使わず、Code of conduct(行動準則)と言っている企業あり
9. アメリカ人弁護士の考えるインテグリティの意味は do the right thing
10. インテグリティの定義を覚えるのではなく、腹落ちして、どう自分の言葉で表現するか
日時 2022年7月19日(水)午後6:00~7:00 インテグリティ研究会
場所(ハイブリッド) インテグリティ研究会 中山国際法律事務所会議室 、Zoom

第3回のインテグリティ研究会を開催します。

1. 開会(3分):中山 挨拶~今日の流れ
2. アイスブレイク(7分):全体に向けて某一部上場企業ご担当者様の取組紹介&質疑(7分)
3. グループ討議(30分):4名程度のグループ(ランダム)で、ブレイクアウトルームにて取組紹介&質疑を実施
4. 全体討議(20分):各グループの任意の1名にで特に印象に残った取組み概要を紹介してもらい、投票して、特に聞きたいという会社の取組みを、お話していただく予定です。

第2回 インテグリティ研究会の報告

1. 開催形式

10社から14人の方にご参加いただき、18時00分~19時15分の75分間、いろんな対話で盛り上がりました。
ハイブリッドで、中山国際法律事務所から3名、ZOOMで12名にご参加いただきました。中山国際法律事務所での3名は缶ビールを開けながら楽しみました。

2. 概要

(1) 自己紹介(~10分)

参加者から30秒程度の自己紹介をいただきました。

(2) メルセデス・ベンツ日本の10年間のインテグリティ活動の紹介

世界で最もインテグリティ運動を活発に行っているメルセデス・ベンツ社の取り組みをご紹介いただきました。

(3) 「コンプライアンス(知識)、インテグリティ(意識)」マップのワークショップ

各人が、「コンプライアンス(知識)/インテグリティ(意識)」をどの程度自覚できているか(-8~+8の16段階評価)のワークショップをしました。意識高い参加者だからでしょうか、自己評価は高い方が多かったです。

(4) フリートーク/Q&A

ほとんどの方が発言し、時間が足りなくなるほど、とても盛り上がりました。

第2回開催詳細

日時 2022年5月24日(火)午後6:00~7:30
場所(ハイブリッド) 中山国際法律事務所会議室
Zoom

第1回 インテグリティ研究会の報告

第1回のインテグリティ研究会には、12企業から約18名の方にご参加いただきました。

上滑りしたインテグリティの空理空論を語るのではなく、参加企業様の属性や問題意識をお互いに知りながら、各企業の置かれている立場に身を置いて、「暗黙知の共有」を図ろうということになりました。
そこで、第2回のインテグリティ研究会では、第1回後に作成した「企業インテグリティカルテ」を前提に、各企業様の状況をある程度共有しつつ、議論の活性化を図ります。

また、第2回では、インテグリティ運動に最も熱心な企業の一つであるメルセデス・ベンツ様の試みをご紹介いただき、その取組みから学べることを対話(ダイアログ)形式で語り合います。

ご興味ある方は奮ってご参加くださいませ。

第1回 インテグリティ研究会のお知らせ

企業のコンプライアンス担当の皆様

第1回「インテグリティ研究会」を以下の要領で開催します。

コロナ&テレワーク時代の今、顔の見えない部下にどうやってコンプライアンスを実装すべきか…。副業が解禁されつつある中、どうやって社員のエンゲージメントを高めるか…。会社理念やMVV(Mission、 Vision、 Value)をどうやって「自分ごと」として捉えてもらうか…。パーパス経営や共感(エンパシー)って何だろう…

これらのヒントはすべて「インテグリティ」にあります。従来のコンプライアンスをアンラーン(Unlearn、学び直し、解きほぐすこと)して、新たにインテグリティを考えることにより、コンプライアンスのみならず、会社組織も変わります。インテグリティには、コンプライアンスにないリーダーシップや勇気やコミュニケーションの要素が入っています。

そのため、私(中山国際法律事務所代表弁護士中山達樹)は、新刊『インテグリティ -コンプライアンスを超える組織論』(中央経済社/2021年12月23日刊行)を世に問い、インテグリティによって「コンプラを変え、会社を変え、日本を変える」覚悟で挑んでおります。

そこで、私の様々な企業研修におけるコーチング経験を活かしつつ、他社事例を共有して闊達に意見交換する機会・フォーラムとして「インテグリティ研究会」を立ち上げます。コンプライアンスやインテグリティにご興味ある方(役員、法務・コンプライアンス部員など)が、それぞれの課題、悩み、不安、疑問点、解決策、失敗例/成功例を、忌憚なく共有し合い、将来の展望を語り合える場になれば幸甚です。

本フォーラムは、インテグリティに関して日本企業様が意見交換できる唯一無二の貴重な集まりです。万障お繰り合わせの上、奮ってご参加ください。

日時 2021年12月10日(金)午後3:00~5:00
場所(ハイブリッド) 中山国際法律事務所会議室
Webex